ららこすん

ロックンロール

フェス文化がロックを変えた ~ ウッドストックから現代まで ~

「フェス」は、ただの音楽イベントではない。それは時代の空気を映し出す鏡であり、世代の価値観を象徴する“文化現象”だ。その起点となったのが、1969年にアメリカ・ニューヨーク州で開催された伝説の「ウッドストック・フェスティバル」である。あの...
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オルタナティヴの時代 ~ グランジ以降の新しいロック ~

1990年代初頭、グランジの熱狂が世界を席巻した後、ロックは新たな方向へと進化を遂げていった。ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』(1991)がメインストリームを揺るがしたのを皮切りに、音楽シーンは「オルタナティヴ」という新しい価値観を掲げ...
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グランジの誕生とシアトルシーンの熱狂 ~ “暗くて重い音”が90年代を変えた ~

序章:華やかな時代の裏で生まれた“違和感” 1990年代初頭、音楽シーンはグラマラスなヘヴィメタルやポップロックが主流だった。大きなヘアスタイル、派手な衣装、派手なギターソロ。音楽はエンタメ化し、どこか“現実離れした夢の世界”を演出...
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パンクロックの衝撃と“No Future”の叫び ~ 既存の価値をぶち壊した若者たちの反逆 ~

序章:ロックが「牙」を取り戻した瞬間 1970年代後半、音楽シーンは一種の停滞期を迎えていた。プログレッシブ・ロックやアリーナロックが複雑化・商業化し、ロック本来の「生の衝動」や「ストリートの叫び」は、どこか遠い存在になっていた。 ...
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サイケデリック・ロックと60年代のカウンターカルチャー ~ 音楽が「意識の拡張」を体現した時代 ~

序章:自由を求める時代のサウンドトラック 1960年代後半。世界は変革のうねりに包まれていた。ベトナム戦争への反発、公民権運動、そして若者たちによる価値観の転換。その中心にあったのが「カウンターカルチャー(対抗文化)」と呼ばれる新し...
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ロックンロール誕生:エルヴィス・プレスリーから始まった物語

■ ロックの夜明け 1950年代半ば、アメリカ社会は戦後の繁栄を迎え、若者たちの価値観が大きく変化していました。彼らは親世代の保守的な音楽や価値観に飽き、新しい刺激を求めていたのです。そんな時代に、黒人のリズム&ブルース(R&amp...
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U2『ヨシュア・トゥリー』と社会派ロックの頂点

はじめに 1980年代後半、世界的なロックシーンにおいて社会性とスケール感を兼ね備えた作品が誕生しました。それがアイルランド出身のロックバンド、U2の5枚目のスタジオアルバム『ヨシュア・トゥリー(The Joshua Tre...
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セックス・ピストルズ『勝手にしやがれ!!』とパンク・ロックの革命

はじめに 1977年、イギリスの音楽シーンに衝撃を与えたアルバムが登場しました。それがセックス・ピストルズの唯一のオリジナル・スタジオアルバム『勝手にしやがれ!!(Never Mind the Bollocks, Here’...
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ザ・ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』とロックの芸術化

1967年にリリースされたザ・ビートルズの8作目のスタジオアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』は、ロック史において最も重要な作品の一つといわれています。このアルバムは単なるヒット曲の寄せ集めではなく...
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デヴィッド・ボウイ『ジギー・スターダスト』とグラムロックの革命

はじめに 1970年代初頭、ロックは大きな転換期を迎えていました。ブルースやハードロックをベースにした音楽が主流であった一方で、演出やファッションを重視した新しいスタイルが生まれます。その中心にいたのがデヴィッド・ボウイです...
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