乳がんが見つかるまで

乳がんにまつわるエトセトラ

はじめまして。

今日から、私自身の体験を少しずつ書き残していこうと思います。
これは「誰かに同じようなことが起きたら少しでも参考になるかもしれない」という思いと、自分自身の気持ちを整理するための記録です。

第一回目は、私が「乳がんかもしれない」と初めて気づいたときのことを書きます。

気が付いたのは、旅行先の温泉で体を洗っていた時・・・

今年の元旦、旅行先の温泉で体を洗っていたときのことです。
ふと胸に触れたときに、これまで感じたことのない「しこり」に気づきました。

最初は無理やり「気のせいかもしれない」と思おうとしましたが、そこには確かに「しこり」があって、気のせいにすることはできず、頭から離れませんでした。
お湯に浸かっていても、食事のときも、どこか落ち着かず、その日の夜もなかなか眠れませんでした。
楽しみにしていた旅行でしたが、心の中にはずっと不安があり、せっかくの旅行も心から楽しむ余裕はほとんどありませんでした。

すぐに検査(診察)の予約ができなかった・・・

旅行から帰ってすぐに病院の予約しようとしましたが、年明けということもあり、どこも混み合っていて、なかなか希望の日程では取れませんでした。

ようやく取れたのは 2月1日
予約が確定したときには少し安心したものの、「1か月も待たなければならない」という焦りも同時に湧きました。
その間、不安を少しでも和らげたくて、「乳房 しこり」「乳がん 初期症状」などの言葉で検索しまくってました。

インターネットの記事やブログ記事、YouTubeなど、あらゆる情報が目に入ってきましたが、調べれば調べるほど不安ばかりがどんどん増していきました。
「大丈夫かもしれない」と思いたいのに、「もしかして」や「やっぱり」という思いの方がどんどん大きくなっていきました。

少しづつ大きくなってきてる・・・!?

最初に「しこり」に気づいたのは元旦の旅行中。
その時はまだ小さかった「しこり」が、病院を受診できずにいる間に、少しづつだけど、確実に大きく硬くなっていっているのを日々実感してました。
でも、病院受診の日はまだまだ先で、この間、すごく焦り、不安な毎日を過ごしてました。

検査&診察の日

そして迎えた2月1日。
クリニックでは、マンモグラフィや超音波検査を受けました。
マンモグラフィや超音波検査中に技師の方からの質問や表情から、これはもう乳がん確定なんだろうなと分かってしまってました。

検査後、診察室に呼ばれ、先生から「悪性腫瘍(乳がん)の可能性が高い」と伝えられ、その日のうちに針生検(*)を行うことになりました。
突然の現実を前に、頭が真っ白になったのを今でも覚えています。
(通常は針生検の検査結果で確定診断をされるようですが、私の場合はマンモ・超音波での画像と、先生のこれまでの経験から悪性腫瘍の可能性が非常に高いと判断し、「可能性が高い」としてお話をされました。)

針生検:
乳がんでは、診断確定のために細胞診や組織診(針生検)が行われます。
これらの精密検査は、超音波やマンモグラフィなどの画像診断で良性か悪性かはっきりしないしこりや、がんの可能性があるしこりに対して行われます。
確定診断には、組織診(生検)が用いられます。

がんを学ぶ|乳がん 細胞診・組織診(針生検)とは

とてつもなく長く、不安しかなかった1か月

旅行先で気づいた小さなしこりが、まさかこんな告知につながるとは思っていませんでした。
今振り返っても、あの日からの1か月はとても長く、不安と向き合い続けた時間でした。

次回は、実際に告知を受けた日のことを、もう少し詳しく書いてみたいと思います。
同じように不安を抱えている方がいたら、「一人じゃない」と少しでも感じてもらえたら嬉しいです。

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